法文学部同窓会提供講座「社会と人間」の第3回目がありました。

 「働く女性の現在」というテーマで、講師は総合政策学科を平成16年にご卒業の林紗織さんと平成21年に人文学科をご卒業の佐々倉愛さんが登壇されました。

 林さんは、株式会社クリエアナブキでスタッフコーディネータとして活躍されています。
 まず自己紹介の後、事業内容、スタッフコーディネータの仕事の説明がありました。

 「学生時代のこと」、「充実度チャート」、「1日のタイムテーブル」、「育児休業の取得割合」と続き、「正社員で働くこと」、「働き方の多様化」、「働く女性に必要なもの」のあと「就職活動や社会に出て考えてほしいこと」、「まとめ」で結ばれました。

 働き方は多様化しており、ライフスタイルに合う形態を探すよう、将来に向かってのアドバイスもありました。働く女性に必要なものとして「エンプロイアビリティ」=「雇用される能力」の説明など、実践的で役に立つものばかりでした。

 佐々倉さんは、学生時代にスタッフとして「社会と人間」立ち上げに関わり、運営のお手伝いもされ、ご卒業後は講師として複数回ご担当されてきたベテランです。

 現在は高知県四万十町で自営業を営みつつ、NPO法人Eyesの代表理事 コーディネーターや四万十町 教育委員会 教育委員といった公職にも就かれています。

 「ワーク」における自己紹介に続き「ライフ」における自己紹介もあり、経歴と、娘さんの子育てに苦戦する中、始めた自然体験の事業化や、お母様を介護ののち看取った経験、改修中の自宅をシェアハウスとして事業化するなど、公私共にご多忙な様子でした。

 受講生からの質問の一つに「(就職の)情報収集の方法は?」というのがありましたが、「後ろにおられる久保さんに相談するのが一番です。」と答えてくださいました。

 来週は「放送業界で働く」です。