日は、法文学部同窓会提供講座「社会と人間」の第11回目がありました。
「教育の現場で働く」というテーマで、講師は人文学科を平成26年にご卒業後、大学院へ進まれ、平成28年に修了された武田文乃さんでした。
武田さんは院生時代にTAとして本講座の運営に携わり、今回は講師としてご登壇いただきました。
聖カタリナ学園高等学校で常勤講師を務めながら教員採用試験に合格し、平成30年から松山市立南第二中学校の教諭をしていらっしゃいます。
TAの時には、質問が出ないときには指名するような積極的な運営ぶりで、受講生からは煙たがられる存在でしたが、生徒への愛情あふれる素晴らしい教育者に成長されていました。
「なぜ教育の道に進もうと思ったのか。」「教員になるために必要なことは何か。」「勉強方法は。」と受講生からの質問に答える形で話を進め、「学生時代に取り組むべきこと。」では、逆にあなたが①今頑張っていること、②好きでしていること、③これから頑張りたいことを3分間で書き出してみるというワークを採り入れるなど、飽きさせない運営ぶりに感心させられました。
教育現場でやりがいや喜びを感じる時、大変だと感じること、子どものために気をつけていることなどのお話のあと、最後に①「どんなに悔いても過去は変わらない。どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない。いま、現在に最善を尽くすことである。」と②「 一番いけないのは自分なんかだめだと思い込むことだよ」という言葉を紹介されました。