法文学部同窓会提供講座「社会と人間」の第13回目がありました。
「県職員として働く」というテーマで、講師は法学科を平成5年に卒業された栗田謙さんでした。
栗田さんは、愛媛県行革分権課にお勤めで、効率的に仕事ができるよう、働き方改革に取り組んでいらっしゃいます。
まず、求められる愛媛県職員像について、困難な課題に“スピード感”を持って、“前向き”に取り組み、“結果を追求”する【実践型職員】であるということを具体的に説明されました。その中で、「どうすればできるか」「自治体に倒産はありえる」「失敗を積極的に明らかにする」「情報を活用する」という5つの意識改革に加え、6つ目の意識改革「自ら働き方を変える」というところで、AI・IoT等を活用した職員の働き方改革の推進について、お話しいただきました。
次に、愛媛県が取り組む仕事についての説明がありましたが、これは職員採用試験の小論文や集団面接でよく取り上げられるそうです。県職員を志望している方は要チェックですね。まず3つの優先課題「県民の安全・安心を守る『防災・減災対策』」、「少子高齢化を踏まえた『人口減少対策』」、「愛媛の潜在力を活かした『地域文化の活性化』」。先駆的な取組「自転車新文化」「営業力強化」。新しい取組「豪雨災害からの創造的復興」。
今日の講義はワークを3つも取り入れられて、とても新鮮でした。
“Dream Map”というもので、
1つ目のワークは7つの質問で「自分の“夢の種”を見つけよう!」というもの。
2つ目のワークは5つの枠の中から好きな言葉を3つずつ選び、その15の中から3つを選び出す「意味・価値」。それらを参考にして、何年後かの夢「社会」「他者」「自己(物)」「自己(心)」を書き出し、夢のゴールから逆算しようというのが最後のワークでした。
これらのワーク、実は就職活動における自己分析にもつながり、とても興味深いお話でした。