本日は、法文学部同窓会提供講座「社会と人間」の第13回目がありました。

「市職員として働く」というテーマで、講師は経済学科を平成11年に卒業された大西孝史さんでした。

 大西さんは、ご本人によると「ポカーンと過ごしていた」せいで5年間在籍されたそうですが、「結果、自分に何が向いてるのかを見つけることができた」と、きちんと前向きに総括されました。さすがは就職氷河期に公務員試験を突破された実力の持ち主だと思いました。

 

 平成11年に松山市役所に採用され、配属されたのは年金課。
平成14年には霞ヶ関の国土交通省都市地域整備局まちづくり推進課へ1年間研修に。
翌15年、松山市役所に帰り、都市政策課に配属された。
翌16年には、希望していた財政課に異動。
平成19年には住宅課へ異動。
翌20年には秘書課へ異動。途中、市長が県知事になって、後継指名を受けた現市長が当選したので、スムーズに移行できた。
平成23年には観光・国際交流課へ異動し、修学旅行誘致や松山城活性化に当たった。(松山城活性化については、別紙参照。)
平成28年からは介護保険課で勤務していらっしゃいます。

それぞれの部署で担当された仕事内容と、良かったこと、辛かったことについてのお話を聞くことが出来ました。

そして、市民の生活を支えている市役所の組織体制のお話、公務員のイメージと現実の違い、待遇など、公務員を目指してはいない学生さんにとっても興味津々の内容でした。

質疑応答では、市役所に内定した4回生を始め、いい質問が相次ぎました。

職員として自分が伝えたいことを正確に伝え、相手の言いたいことを正しく理解する、すなわちコミュニケーション能力が必要不可欠ですが、学力試験には合格するのに面接で落ちる受験生は、話してみるとその力が不足しているようだとのことです。

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面接の練習は、法文学部就職相談室でもできます。複数回練習して場慣れすることも有効だと思います。