法文学部同窓会提供講座「社会と人間」の第14回目がありました。

「教育の現場で働く」というテーマで、講師は人文学科を平成27年にご卒業後、大学院へ進まれ、平成29年に修了された城平文乃さんでした。
城平さんは院生時代にTAとして本講座の運営に携わり、今回は講師として2年連続でご登壇いただきました。

聖カタリナ学園高等学校で常勤講師を務めながら教員採用試験に合格し、平成30年から松山市立南第二中学校の教諭をしていらっしゃいます。

「1.なんで教師になったの?」では「教師が好きだったから(特に小6の先生)」と「人に教えた時の達成感」を挙げられました。そして教員になるために実行された勉強方法の説明の後、

「2.教員になるために必要なことって?」で教員採用試験のことについての説明がありました。

「3.学生時代に取り組むべきこと。」では、受講生が今頑張っていること、好きでしていること、頑張りたいことを3分間で書き出してみるというワークをしました。

「4.教育現場で、大変だと感じる時、やりがいを感じる時」、「5.生徒と接するにあたり気を付けていること」とお話が続き、「6.人付き合いが苦手な人へ」ではなぜ苦手なのかを考えてもらい、「笑顔で話すこと」「相手の話をしっかり聞くこと」とのアドバイスがありました。

「長時間労働と不登校の生徒」、「理想の教師像」についてのお話の後、最後に「 一番いけないのは自分なんかだめだと思い込むことだよ」という言葉を紹介されました。

事前にもらった質問に答える形で展開され、ワークも取り入れられて、受講生を飽きさせない講義ぶりに、生徒思いの良い教師だと感心させられました。