本日は、法文学部同窓会提供講座「社会と人間」の第3回目がありました。
「働く女性の現在」というテーマで、講師は総合政策学科を平成16年にご卒業の林紗織さんと平成18年にご卒業の一色淑恵さんでした。

林さんは、株式会社クリエアナブキでスタッフコーディネーターとして活躍されています。
まず自己紹介の後、スタッフコーディネーターの仕事の説明があり、1日のタイムテーブルを育児休業取得の前と後を比較して紹介されました。
ライフラインの紹介と、育休後に会社の制度が変わり、時短制度ができ、病児保育の利用料サポートができ、支店・会社の理解が進んできたことの紹介がありました。
同社では、「子育て女性に、すこやかな働き方を」をコンセプトに女性の就業支援に力を入れているそうです。
今後について、やりたいことやライフスタイルが変わる可能性が大きいけれど、働き方は1つではない。また、やりたいことが分からない人に向けて、仕事の内容だけでなく、自分の好き・嫌いを考えてみるのもいいかもというアドバイスがありました。

 一色さんは、NPO法人ワークライフ・コラボで事業コーディネーターとして活躍されています。
まず自己紹介の後、特定非営利活動法人ワークライフ・コラボについての説明、そして、そもそも特定非営利活動法人とは何かについての説明がありました。
女性の活躍支援・働き方改革はなぜ必要なのかの解説もありました。
同法人の働き方について、原則残業は禁止で、直行直帰、在宅勤務もOKとのことです。 一色さんも1日のタイムテーブルと、ライフラインを紹介されました。
データで見る松山市の女性の働く現状の説明があり、現在の一色さんの仕事内容についても紹介されました。
まとめとして、育児に関わる制度や社会資源の積極的な活用、家庭や職場でのコミュニケーションの重要性、自分(たち)の価値観を大切にするの3つをあげられました。

お二方の講義の後の質問タイムには、男子学生から、子育てと家事に関するパートナーの協力についての質問が相次ぎ、時代の変遷を感じさせられました。

第12回目の同窓会提供講座『社会と人間』が10月3日(水)から始まりました。