法文学部同窓会提供講座「社会と人間」の第8回目がありました。

「大学職員として働く」というテーマで、講師は平成15年に総合政策学科をご卒業の竹本亜希子さんと平成30年に総合政策学科をご卒業の髙橋美祐さんでした。

 竹本さんは、愛媛大学法文学部総務チームでチームリーダーとして活躍されています。

まず自己紹介の後、大学職員の仕事について説明がありました。国の機関であった「国立大学」の時代と、独立した機関「国立大学法人」になってからの違いを端的に説明されました

今まで担当してきた仕事について説明され、やり甲斐や苦労したこと、また、国立大洲青少年交流の家に出向して貴重な体験をしたことも話されました。
学生時代にしておきたいこととして「主体的に学び、行動する。」「自分の考えを適切な表現方法で伝える力を身につける。」「興味、関心があることを探求し、自分の強みを持つ。」とのアドバイスがありました。

髙橋さんは、愛媛大学総務部人事課給与チームで活躍されています。

まず自己紹介があり、今年卒業したばかりの身近な先輩として、ご自身の就職活動について時系列に沿って話されました。
竹本さんが公務員一本だったのに対し、髙橋さんは民間企業も30社ほど受けたそうです。なかなか内定が得られなかったけど、納得できるまで就職活動を続けたとのこと。

企業研究が十分でなかったこと、自信の持てないまま試験に行ったことなど失敗談も披露されました。
仕事内容と、大変なこと、やりがいのお話もあり、職員になっていろいろな研修を受けた中で、新人研修の講師が言われた「プロフェッショナルになる」という言葉が印象に残ったそうです。

質疑応答の時間を長めに取られ、さまざまな質問が出ましたが、「一緒に働きたいと思うのはどんな人か」に対して、竹本さんが「言われたことだけでなく、自分で考えて行動できる人」「どこに配属されても前向きに捉えられる人」と答えられました。
また、お二方共通して、パソコンのスキルと英語力の必要性を強調されていました。