同窓会提供講座「社会と人間」第9回目のレポートです。

後半に入った12月4日の講義は「連続履修への案内」ということで、本講座の世話人でいらっしゃる松井 隆幸教授が登壇されました。

まず、企業の社会的責任の視座から、

「1.新自由主義的グローバリズムの台頭と至上(万能)主義」

「2.環境問題に対する認識の変化」をご解説いただきました。

「3.企業の社会的責任」に移り、

「(1) 3つの環境主体〔家計・企業・行政〕」、

「(2) 社会的責任論」、

「(3) カップ(K.W.Kapp)の社会的費用の概念」、

「(4) 企業の社会的責任と企業利益」

と分かりやすく理路整然とご講義いただき、興味深く聴かせていただきました。

 


 そして、NHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」(2007年)のビデオを上映していただき、世界的指揮者・大野和士さんの「仕事」に触れることができました。


プロフェッショナルとは「どんな状況になろうとも自分のベストを尽くすべく、その試みを最後まであきらめずにすること」だとインタビューに答えていらっしゃいました。


ヨーロッパで活動されている大野氏は、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語を自在に使いこなし、歌い手や楽器奏者に自分の解釈を伝え、100人が出す音を聞き分け自分のイメージとずれている演奏者にピンポイントで伝えていらっしゃる場面には驚きました。