令和4年4月6日(水)、令和4年度愛媛大学入学式及び大学院入学式を挙行し、学部学生1,898人、大学院学生(連合農学研究科を除く)442人が入学しました。

 今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、式典は、参加者を入学生のみとし、マスク着用、座席の間隔を空けるなど、徹底した感染防御対策を講じた上で挙行されました。

 午前10時30分から愛媛県県民文化会館メインホールで挙行した入学式で、仁科弘重学長は、「20歳前後という、人生でもっとも感受性の高い時期に、この変動の時代を過ごすことになる皆さん方が、価値観、生活様式、社会の仕組みを新たに作り直すことに大きな貢献をされることを期待します」と新入生への期待を込めたメッセージを送りました。

 次に、田中英樹愛媛県副知事から、「愛媛大学の充実した教育環境の下、幅広い教養や高度な専門知識を身に付けられますとともに、学内・学外を問わずさまざまなことに挑戦し、多くの人々と交流を深め、豊かな人間性や社会性を養われますことを願っております」と中村時広愛媛県知事の祝辞をご披露いただきました。

 続いて、高橋祐二校友会会長から、「この愛媛大学で、勉学に励み専門性を高めるとともに、高い志と幅広い視野、多様性を理解し受け入れる広い心、そして目標を実現するためのコミュニケーション力とリーダーシップを身につけてください」と祝辞をいただきました。

 これに対し、学部入学生総代の立川乃々香さんが、「IT化が進み、AIやロボットに置き換えられる職業も出てくるといわれている今、わたしたちにはなにができるのかを考え、主体的に行動していくことが求められています。ますます発展する世界を見つめ、将来、社会に貢献できる人材となれるよう、限界を決めることなく努力してまいります」と宣誓しました。

 また、午前11時30分から同サブホールで、大学院入学式を挙行し、仁科学長が「自分が取り組む研究が、世界的に、社会の中で、地方創生の観点から、どのような立ち位置なのかを考えた上で、その後は、迷うことなく、それぞれの研究に邁進し、大きな成果を得られるように、頑張って欲しいと思います」と式辞を述べました。

 これに対し、大学院入学生総代の上田裕美さん(医農融合公衆衛生学環)が、「私たち大学院生一同は、自己研鑽に努めると共に、常に感謝の気持ちを忘れず、各々の専攻分野において、社会に貢献できる人物となれますよう、日々努力いたします」と宣誓しました。

 今回は3年ぶりに、学部、大学院それぞれの入学生全員が一堂に会しての挙行となり、新たな出発を家族や友人と共に写真に収める入学生の姿が多く見られました。