法文学部同窓会提供講座「社会と人間」の第12回目がありました。
「IT業界で働く」というテーマで、講師は総合政策学科を平成23年にご卒業の伊藤祐介さんでした。伊藤さんは、サイボウズ株式会社にお勤めです。
自己紹介で、可愛い2人のお子さんとの写真と、趣味の魚釣りと剣道の写真が目を引きました。
IT企業のブラックなイメージとして〔きつい、帰れない、給料が安い、規則が厳しい、休暇が取れない、化粧がのらない、結婚出来ない〕の7Kが紹介され、続いて会社概要の説明がありました。とにかく「チームワーク」を重視されている企業だということが良く伝わりました。
次に、同社のワークスタイル変革について、従業員一人ひとりの個性が違うことを前提に「100人いれば100通りの働き方があってよい」という人事制度の方針が説明されました。(2005年に28%あった離職率が3%に激減したことはよく知られています。)
働き方や働く場所と時間帯が選べたり、副業(複業)ができることなど、とても社員を大切にされていることが分かる制度です。
実際に挑戦されている複業のお話では、あいテレビで「よるマチ!」のリポーターとして毎週水曜日に生放送出演されていることを紹介されました。
そして事前アンケートで質問のあった事項について解説された後、質疑応答の時間になり、山盛りの質問カードにテキパキと答えられる様子に、有能な人材ぶりをうかがい知ることができました。